執筆・編集:開業の献立編集部 公開日: 最終更新: 編集・広告ポリシー

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Square予約は飲食店に合う?料金・決済・注意点を解説に関する準備のイメージ

Square予約は、スタッフやサービス単位で予約枠を管理する設計です。飲食店が必要とする「テーブル・滞在時間・組数」を管理する専用台帳とは前提が異なるため、貸切やコース予約、料理教室のように人・時間単位で枠を作れる用途から検討してください。本稿は公式の料金プランと決済手数料を確認し、飲食店での向き・不向きと、デポジットの計算例を示します。

結論の確認:Square予約は「人・サービス単位の予約」

公式案内のSquare予約は、美容・パーソナルトレーニング・専門サービスなどの「予約制サービス業」を主な想定業種として機能が設計されています。飲食店向けの機能としては、テーブル管理やキッチンディスプレイシステムなどはSquareのPOSレジ側の機能として案内されており、Square予約自体は、席の結合や滞在時間に応じた在庫管理を飲食専用に行う仕組みではありません。複数テーブルの結合や、グルメサイトとの在庫自動連携が必須なら、TableCheck・トレタ・ebicaのような飲食専用の予約台帳と比較してください。

料金プラン:フリー・プラス・プレミアムの違い

Square予約

Square予約の公式サービス紹介
広告・公式配布素材

公式料金ページでは、フリー・プラス(店舗ごとに月額3,000円)・プレミアム(店舗ごとに月額8,000円)の3プランが案内されています。いずれもプランはいつでも変更・解約できると公式に案内されています。

飲食店で試す場合は、料理教室の1枠や貸切1枠など、サービスと所要時間を一つに定めて、受付から来店・会計まで確認します。通常の客席営業で2名卓・4名卓を結合する在庫と、スタッフ1人の空き時間は別です。予約が取れたからといって席の最適配分まで自動で済むと考えないでください。持ち帰りの商品注文ならSquareオンラインストア、店内の会計ならSquare POSと、同じブランドでも使う製品を分けて判断します。

小規模な単発の体験予約には無料枠から検討できる一方、飲食予約媒体の在庫統合や席種別の細かい制御が必要な店は、飲食専用台帳と同じケースで比較します。月額と決済手数料を分け、予約の取り方に対して有料プランが本当に必要かを確認してから契約してください。

プラン月額飲食店で見るべき機能
フリー無料(1店舗限定)スタッフアカウント数の上限なし、専用予約サイト、SNS連携、統合型決済、自動リマインダー
プラス3,000円/店舗複数店舗対応、対応時間の設定、複数スタッフ対象の予約、Googleカレンダー同期、無連絡キャンセル防止対策
プレミアム8,000円/店舗Squareアクセスプラス、勤怠管理、スケジュール管理、歩合給、売上高人件費比率レポート

注意したいのは「複数スタッフ対象の予約」です。これは、異なるスタッフが担当する複数のサービスを1件の来店予定として予約する機能で、プラス以上で含まれます。フリープランでもスタッフアカウント数自体には上限がないため、「スタッフを何人登録できるか」と「1件の予約に複数スタッフを割り当てられるか」は別の条件として確認してください。

決済手数料:対面・オンライン前払い・無連絡キャンセル

対面決済は、年間キャッシュレス決済額3,000万円未満で主要カードブランドの場合2.5%〜、それ以外は3.25%〜またはカスタム料金です。オンラインでの前払い(対応カードブランドのクレジットカード決済、Apple Pay・Google Pay)は3.6%、カード情報の手入力または保存済みカード情報の利用(無連絡キャンセル手数料を含む)は3.75%です。入金は、三井住友銀行・みずほ銀行宛なら毎日自動で翌営業日、その他の金融機関は水曜締め・毎週金曜自動の振込で、振込手数料は無料です。即時入金サービスを使う場合は送金額の1.5%(最低振込額5,000円)がかかります。

飲食店で使いやすい場面と、使いにくい場面

日時と定員が固定される貸切・試食会・料理教室、スタッフ指名や所要時間で枠を作れる体験型サービス、コース料金を前払いして無断キャンセルを減らしたい店、すでにSquareのPOS・決済を使っている小規模店では導入の検討がしやすい設計です。一方で、テーブル単位の細かい席割り・結合を前提とする繁忙店、複数グルメサイトとの在庫自動連携が必須の店、無料のまま複数店舗や複数スタッフ対象の予約を使いたい店(いずれもフリープランには含まれない)には向きません。

独自計算例:貸切コースのデポジットと無連絡キャンセル手数料

次のコース料金・デポジット比率は説明のための仮定であり、Squareや他社が推奨する価格ではありません。手数料率のみ公式料金ページの数値を使っています。

仮に10名の貸切コースで、1名あたりコース料金5,000円(税込・仮定)、合計50,000円とします。自店ルールで30%を事前決済するデポジットにすると、デポジット額は15,000円です。オンライン前払い手数料3.6%が適用されると、手数料は540円、店舗の受取額は14,460円です。

当日来店し、残額35,000円を対面カードで会計する場合、年間キャッシュレス決済額3,000万円未満かつ主要カードブランドなら手数料2.5%で875円、受取額は34,125円です。無連絡キャンセルとなり、事前に示した規定と合意に基づき、保存済みカード情報から仮に35,000円を請求できる条件なら手数料3.75%が適用され、計算上の手数料は1,312.5円、差引きは33,687.5円(実際の端数処理を除く)です。これは決済方式の差を示す仮定で、Square予約がこの比率の分割徴収を自動で行えると確認したものではありません。部分前払いの対応、残額の請求方法、規定への同意、返金、端数処理は必要プランと合わせて照合してください。カード登録だけで無条件に請求・回収できるわけではありません。

導入前のチェックリストと比較の切り分け

  • 2名席・4名席・貸切を、席ではなく「時間枠」としてSquare予約で再現できるか試す
  • 複数スタッフ対象の予約が必要ならプラス以上を検討し、フリープランとの機能差を確認する
  • 前払い・キャンセル料の説明文、返金条件、特定商取引法の表示を準備できるか
  • 年間キャッシュレス決済額が3,000万円を超える見込みなら、カスタム料率を営業チームに確認する
  • 既存のSquare POS・決済と同じアカウントで予約機能を使うか、別アカウントにするかを決める

テーブル結合やグルメサイトとの在庫連携が必須と分かった場合は、専用の飲食店向け予約システムと比較してください。POSレジ全体の選び方はPOSレジの選び方ガイド、小規模店向けの比較は小規模店のPOSレジ比較、個別サービスの詳細はスマレジの個別ガイドも合わせて確認すると、予約機能と決済・会計の接続を含めて判断しやすくなります。

出典・確認日

2026年10月14日に、Square公式サイトで料金プラン・機能・決済手数料・入金条件の記載を確認しました。年間キャッシュレス決済額3,000万円以上の場合のカスタム料率、デポジット運用時の端数処理の具体的な扱いは、公開ページに具体額の記載がなく、申込時に営業チームへ確認してください。