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freee予約は、予約ページを作ってSNSやGoogleマップから予約を受け、通知・顧客管理・事前決済までまとめられるサービスです。ただし飲食店専用の予約台帳のようにテーブル結合や滞在時間別の在庫、グルメサイト連携を前提にした機能ではないため、少人数制のコースやイベント・貸切予約など「開始時刻と定員を決めて受ける」使い方から検討するのが向いています。
freee予約
freee予約(旧tol)は、Starterプラン0円、Businessプラン年払い3,180円/月(年38,160円)・月払い3,980円/月で利用できる予約システムです(公式サイト)。無料プランでも予約数の上限や手数料はなく、事前決済機能を使う場合のみ決済手数料6%がかかります。予約の受け方には、客が開始時刻を10分単位で選ぶ「自由受付タイプ」と、店があらかじめ11:00〜12:30のような時間枠を用意する「事前設定タイプ」の2種類があり、どちらも飲食店専用のテーブル結合やグルメサイトの在庫連携機能ではないため、自店の席数・回転と照らし合わせて選ぶ必要があります(公式ヘルプ)。表示価格の税込・税抜区分は本記事で確認した範囲には明記されていないため、申込前に確認してください。
自由受付タイプと事前設定タイプ、飲食店ではどちらが合うか
自由受付タイプは、客が好きな開始時刻を細かく選べる一方、ダブルブッキングを防ぐための制約があり、コース開始時刻がきっちり決まっているランチ・ディナーの営業には向かない場合があります(公式ヘルプ)。事前設定タイプは、店があらかじめ時間枠(例:ランチ11:30〜13:00、ディナー18:00〜20:00)を用意する形式で、コース開始時刻を固定したい飲食店の運用に近づけやすい方式です。どちらの形式でも、2名席を結合して4名で受けるといったテーブル単位の在庫管理機能は確認できなかったため、席数より少ない人数の枠で予約を受け、当日の席繰りはスタッフが手動で調整する運用を前提に検討してください。
計算例:貸切コースの事前決済手数料を見積もる
定員18名・客単価5,000円のコース貸切を事前決済ありで受けるケースを仮定します。売上は5,000円×18名=90,000円、事前決済の手数料6%は90,000円×6%=5,400円となり、店舗への入金額は90,000円−5,400円=84,600円です。この手数料はキャンセルによる機会損失を防ぐための事前課金の対価であるため、無断キャンセル率が高いコースほど費用対効果が見合いやすくなります。逆に通常の数名単位の予約で事前決済を使うと、同じ6%でも食材原価・容器・人件費を差し引いた利益への影響が異なるため、コース・イベント・貸切などキャンセル影響が大きい予約から事前決済の対象にするのが検討しやすい順番です。
予約窓口を一本化しないと二重予約が起きる
電話やDMで受けている予約も同じカレンダーへスタッフが入力しなければ、ネット予約側の在庫は自動では閉じません。予約の受付窓口をfreee予約に一本化するか、電話予約を担当者が都度手入力するルールを決めておく必要があります。開業直後は電話予約が多い店ほど、入力担当と入力タイミングを事前に決めておくことが二重予約を防ぐ実務上のポイントです。
顧客管理・事前アンケート・通知の活用
freee予約では、予約時のアンケートをカスタマイズでき、アレルギーや来店目的を事前に聞く、来店履歴やメモを顧客ごとに記録する、予約完了時に自動でメール通知を送る、といった機能が案内されています(公式サイト)。コース予約でアレルギー確認を事前に済ませておけば、当日の聞き取りを減らせます。承認制のリクエスト予約を使えば、空き状況や設備やスタッフの対応可否を確認して予約を確定することもできます。ただし、これらはサロン・レッスン等の予約業種を含む幅広い業種向けの機能であり、飲食店専用に設計された画面文言ではない点は踏まえておきましょう。
飲食店専用の予約システムと比較する前に確認すること
- テーブル結合・滞在時間別の在庫設定ができるか(本記事の取得範囲では確認できず)
- 食べログ等のグルメサイト予約在庫との連携範囲
- POS・顧客台帳との連携、当日来店・無断キャンセルの記録方法
- 事前決済6%のコストと、無断キャンセル削減効果のバランス
- 複数店舗・本部集計・権限管理が必要かどうか
テーブル管理や在庫連携を含めて比較したい場合は小規模店舗向けPOS比較、レジと予約を合わせて検討する場合はPOSレジの選び方、すでに飲食店専用の予約台帳を検討している場合はスマレジの解説記事も参考にしてください。
導入前の確認リスト
- 実際の席数・営業時間で予約枠(自由受付/事前設定)を作ってみる
- 2名・4名・貸切・コースの予約をスタッフ同士でテストする
- 電話予約を手入力し、ネット側の在庫が正しく閉じるか確認する
- 予約変更・取消・無断キャンセル・返金の操作を一通り試す
- 厨房・ホールが予約情報をいつ確認するかの運用を決める
席数ではなく、受付枠を実際に作って試す
例えば、18時開始の料理教室を兼ねたコースを最大8名、片付けに30分必要な枠として販売するなら、同時に受ける定員、申込締切、連続枠の間隔を設定し、2名と6名の予約が入った後に次の申込みがどう扱われるかを試します。この8名・30分は説明用の仮定で、サービスが自動的に最適な席数を計算するという意味ではありません。
一方、2名卓と4名卓を組み替え、90分と120分の滞在時間が混在する通常営業では、受付人数だけでは席が合わない場合があります。電話や別媒体の予約を含む同じケースを、飲食店向け予約システムの比較でも試し、席配置の管理まで必要なのかを判断してください。予約は受付だけで完了せず、当日用の一覧、アレルギー等の再確認、変更時の厨房への伝達まで含めて担当を決めます。
事前決済を付ける場合は、キャンセル期限と返金額、返金時の手数料、店舗側から中止する場合の手順、利用者へ表示する規約を別々に確認します。事前決済なら返金問題がなくなるわけではありません。アレルギーのアンケートも対応を保証するものではなく、調理工程や交差接触の可能性を確認し、必要なら事前に客へ連絡します。
出典・確認日
2026年10月14日時点の公式情報をもとに確認しています。表示価格の税込・税抜区分、テーブル結合やグルメサイト在庫連携の対応可否は、本記事で確認した公式情報の範囲には含まれていないため、確認できた機能と未確認の範囲を分けて記載しています。申込前に公式サイト・ヘルプで最新情報をご確認ください。