当ページには広告リンクを含みます。広告の有無にかかわらず、店舗での使い方・費用・制約を比較しています。

飲食店の決済サービスは、手数料が一番低いものを選べばよいわけではありません。会計をする場所、使うPOS、売上の入金日によって、店に合うサービスが変わります。ここでは7サービスを、固定費を抑える・レジと連携する・端末1台にまとめるという違いから比較します。
最初の候補は、店の会計方法から絞る
- 固定費を抑え、レジも一緒に用意:Square。基本のPOSと決済を同じ仕組みで始めたい小規模店の候補です。
- iPad・iPhoneやAirレジを活用:Airペイ。既にある機器を使えるかを先に調べます。
- スマレジと金額を連携:PAYGATE。注文・会計から決済までの流れと、入金の遅れを合わせて判断します。
- 客席や屋外へ端末を持ち運ぶ:PayCAS Mobile、アルファポータブル。通信費と持ち運ぶ範囲を含めて見積もります。
- カウンターに一体端末を置く:stera pack。紙控えと深夜の電話対応を重視する店の候補です。
- まずPayPayだけ追加:PayPayのQRコード。カード受付の代わりにはならない点を押さえます。
上から順に優れているというランキングではありません。以下の料金は対象ブランド・規模・申込経路が異なるため、最低料率だけで横並びにしないでください。
7サービスの違いを一覧で比較
各サービスを、料金体系と店での使い方に分けて比べます。月額以外に、端末・対応スマートフォン・プリンターなどの準備費がかかる場合があります。
| サービス・機器 | 料金の見方 | 選ぶ理由/注意点 |
|---|---|---|
Square ![]() | 基本月額0円。対象の対面カード2.5%。それ以外は3.25%から、または個別料金。 | 基本POSと決済をまとめやすい。端末代と入金先銀行を確認。特徴を読む |
Airペイ ![]() ![]() | 初期・月額・振込手数料0円。通常のカード3.24%。 | iPad/iPhone+リーダー。Android前提の店には不向き。特徴を読む |
| 対象の新規中小加盟店はカード1.98%から。月額0円プランは別条件。 | スマレジ連携と印刷一体端末。QR売上は月1回入金。特徴を読む | |
| 申込経路・プラン別に見積もり。通信・電子マネー等の追加費用も比較。 | 持ち運べるマルチ決済端末。PayPay直販限定料率を広告先に流用しない。特徴を読む | |
| 端末・月額・ブランド別料率は個別条件で見積もり。 | 携帯回線・Wi-Fi、印刷、担当者への相談を重視する店。特徴を読む | |
stera pack ![]() | 初期0円。月額は1年目0円、2年目以降3,300円(税込)。売上による無料条件あり。 | 据置型、プリンター内蔵。持ち運ぶlightとは別機種。特徴を読む |
PayPay(QRコード) ![]() | 制限プラン月額0円・1.98%(税別)。ライトは月額1,980円/店・1.60%(いずれも税別、条件あり)。 | QRだけを追加する構成。カード・電子マネーは別途必要。特徴を読む |
料金確認:2026年10月14日。Squareの2.5%は年間キャッシュレス決済額3,000万円未満・指定主要カードの対面決済。PAYGATEの1.98%は新規加盟店等の条件付きです。Airペイは通常のカード料率を記載。各社の優遇プログラムやキャンペーンは個別の対象条件で確認します。
各サービスの強みと、選ぶときの注意点
基本POSと決済を一緒に整えたい
Square
決済端末だけでなく、商品登録や売上確認に使う基本のPOSアプリも用意されているサービスです。レジがまだ決まっていない店で、会計の入口をまとめて検討できます。


- 基本固定費
- 初期・月額0円。ハードウェアは別途選択。
- 入金
- 三井住友銀行・みずほ銀行は翌営業日。その他は水曜締め・金曜入金。
- 料率
- 対象の対面主要カード2.5%。オンライン決済などは別料率。
ほかの候補と比べるポイント
タブレットPOSを別会社で契約してから決済を合わせる構成と比べ、基本の売上管理と決済を同系統で組める点が選択理由です。とはいえ「決済できる」と「席別注文・厨房伝票まで回せる」は別なので、テーブルサービスの店は必要な飲食店向け機能と追加費用を確認します。
向いている店舗
カウンター先会計のカフェや、商品点数を絞ったテイクアウト店など。機器を段階的に増やしたい店は、紙控えの要否を決めてから端末を選ぶと無駄が減ります。
根拠:提供会社の機能・料金案内
Squareの見積もりでは、必要な決済方法・端末台数・利用場所を伝えましょう。
AirレジやApple製端末を活かしたい
Airペイ
対応するiPad・iPhoneとカードリーダーを組み合わせる決済サービスです。Airレジを使う店では、金額連携や対応プリンターの共用を含めた構成を検討できます。


- 必要な機器
- 対応iPad/iPhone、無償貸与のリーダー。紙控えは対応プリンターが必要。
- 入金
- 口座により月3回または6回。振込手数料0円。ゆうちょ銀行は対象外。
- 料率
- 通常カード3.24%。交通系・QRは税の扱いにも注意。
ほかの候補と比べるポイント
レジ用のiPadをすでに持つ店なら、新たに別系統の操作端末を増やさずに済む可能性があります。一方、一体型端末とは違い、iPad等の本体、リーダー、必要ならプリンターの置き場所・充電・接続を管理します。
向いている店舗
Airレジを使うカフェ・レストランで、決済を主にレジ前で行う店舗。既存端末のOSと対応機種が合うことが前提です。
根拠:提供会社の機能・料金案内
Airペイの見積もりでは、必要な決済方法・端末台数・利用場所を伝えましょう。
スマレジ連携と一体型端末を重視
PAYGATE
カード・電子マネー・QR受付とレシート印刷を1台にまとめる端末です。スマレジとの金額連携を使い、会計額を端末へ入力し直す工程を減らしたい店で候補になります。

- 機器・通信
- プリンター内蔵。金額連携はWi-Fiが必要。単独利用は4G対応、月額0円プランにはSIMなし。
- 入金
- カード・電子マネーは月2回、QRは月1回。
- 料金
- 端末通常39,600円(税込)。端末特典・月額0円プランは別途条件。
ほかの候補と比べるポイント
決済手段ごとに端末を分けず、スマレジと会計をつなげられる点が強みです。ただし、スマレジとの金額連携にはWi-Fiが必要で、4Gでそのまま連携できるとは限りません。端末上で基本の販売を行う無料の「PAYGATE POS」と、別料金のアプリ「PAYGATE POS LINK」も区別して確認します。
向いている店舗
スマレジを導入済み、または導入予定のレストラン。会計操作の統一を優先し、決済売上が入金されるまでの仕入資金を用意できる店です。
根拠:提供会社の機能・料金案内
PAYGATEの見積もりでは、必要な決済方法・端末台数・利用場所を伝えましょう。
客席まで持ち運ぶマルチ決済
PayCAS Mobile
カード・電子マネー・QRを携帯型の端末にまとめるサービスです。お客様をレジに呼ばず客席で会計したい店や、移動販売で複数の支払い方法を受けたい店で比較します。
ほかの候補と比べるポイント
PayPayのQRスタンドだけを置く方法に対して、カードなども同じ端末で受けられる点が違います。端末での決済完了と、POSへの売上反映が自動かどうかは別問題なので、使うレジとの連携範囲を具体的に確認してください。
向いている店舗
テーブル会計や、店外・テラスで会計する機会がある店。実際に使う場所の通信状況と、営業中の充電計画を確認できる店です。
根拠:提供会社の機能・料金案内
PayCAS Mobileの見積もりでは、必要な決済方法・端末台数・利用場所を伝えましょう。
端末構成と運用を相談して決めたい
アルファポータブル
Android端末に決済とプリンターをまとめ、携帯回線とWi-Fiを使える構成です。アルファノートの担当者に、端末・入金・運用条件を相談しながら導入する選択肢です。
ほかの候補と比べるポイント
料率の安さだけでなく、入金頻度や運用について担当窓口へ相談できる点が比較材料です。スマレジとの連携も案内されていますが、自店のプラン・端末・会計方法で何がつながるかを見積もりに明記してもらいます。
向いている店舗
初めての端末導入で、導入後の問い合わせ先や入金条件を重視する店。深夜営業なら、電話受付と実機の交換手配ができる時間の違いも確認します。
根拠:提供会社の機能・料金案内
アルファポータブルの見積もりでは、必要な決済方法・端末台数・利用場所を伝えましょう。
据置会計・紙控え・サポートをまとめる
stera pack
据置型の端末にプリンターを内蔵し、カード・電子マネー・コード決済を受ける構成です。レジ前に会計を集める店で、控え発行と保守を含めて検討できます。

- 固定費
- 初期0円、1年目の月額0円。2年目以降3,300円(税込)/月が基本。
- 窓口
- ヘルプデスクは24時間365日。修理・交換は故意過失等の条件あり。
- 入金・振込
- 複数サイクルから選択。三井住友銀行は振込0円、他行は220円(税込)/回。
ほかの候補と比べるポイント
紙控えを出す据置会計と電話サポートをまとめて比較できる点が特徴です。銀行による振込費もあるので、入金回数を増やすときは「入金が早いほど得」とせず、運転資金と費用の両面で判断します。
向いている店舗
カウンターに設置スペースがあり、レジ前で安定した会計を組みたいレストラン。翌年以降の固定費まで含めて選びたい店です。
根拠:提供会社の機能・料金案内
stera packの見積もりでは、必要な決済方法・端末台数・利用場所を伝えましょう。
まずQRコード決済を追加する
PayPay
お店のQRコードをお客様に読み取ってもらう方法なら、カード用の端末とは別の小さな構成で始められます。「まずPayPayを受けたい」のか「カードもまとめたい」のかが最初の分岐です。

- 制限プラン
- 月額0円。決済システム利用料1.98%(税別)。
- ライトプラン
- 月額1,980円/店舗+1.60%(いずれも税別)。全実店舗加入などの条件あり。
- 範囲
- この比較の対象は店頭のQR受付。PayCASとは別契約・別料金。
ほかの候補と比べるポイント
一体端末と比べて、店頭QRの受付だけに準備を絞れる点が特徴です。一方、金額入力と支払完了の確認を人が行う構成では、混雑時に確認を飛ばさない手順が必要です。カードや交通系ICの需要がある店では、これだけで支払い方法をカバーできません。
向いている店舗
既存の現金レジは残してPayPayを足したい小規模店。利用が増えてから、有料プランやマルチ端末を比較する方法もあります。
根拠:提供会社の機能・料金案内
PayPayの見積もりでは、必要な決済方法・端末台数・利用場所を伝えましょう。
手数料は「総売上」ではなく、支払い方法ごとに計算する
同じ月商でも、現金が多い店とカードが多い店では負担が違います。基本式は各決済方法の売上×その料率+月額+通信・振込等の費用です。端末・プリンターの初期費用は別に足します。
| 試算用の仮定 | 月額の計算 | 判断できること |
|---|---|---|
| 月間カード売上100万円。料率2.5%と3.24%を比較 | 25,000円と32,400円。差は7,400円。 | 仮に低料率側に固定費3,300円があれば、差は4,100円へ縮小。実在プランの組合せではない計算例。 |
| 料率差0.5ポイント、追加固定費3,300円 | 3,300円÷0.005=対象決済売上66万円。 | それ以下なら固定費の差を手数料だけで埋められない。税・振込・初期費用等を別途加算。 |
| 決済売上が1日5万円。入金まで15日を仮置き | 5万円×15日=75万円。 | 均等売上と単純化した資金滞留の目安。手数料節約だけでなく仕入れ・給与の支払日を確認。 |
上の数字は編集部の仮定による計算で、特定サービスの適用保証ではありません。複数ブランドが混ざる店はVisaだけの最安料率で全額を計算しないでください。
飲食店で失敗しやすい5つの確認
POSの「連携」の範囲を確認
金額送信だけか、取消・返金まで連動するかを確認します。端末で返金したのにPOSの売上が残る運用は、日次の差額を生みます。
紙控えと領収書の役割を分ける
決済の利用控えと、店舗の領収書をどちらから出すか決めます。プリンター内蔵でも、店舗情報や必要な記載まで希望通りに出るかは実機・見本で確認します。
入金日を仕入れ・給与の支払日と並べる
月2回入金でも、締日から支払日までの日数が長い場合があります。カードとQRで別日になるサービスは、決済別に資金繰りを作ります。
通信障害と二重決済に備える
電波が弱い客席やテラスを含めて確認します。処理中に画面が止まったら、履歴を調べてから再決済し、完了不明のまま繰り返し請求しない手順を決めます。
解約・故障・移転まで見積もる
最低利用期間、途中解約、機器の返却・買取、故障時の送料や代替機を確認します。開業時に安くても、閉店や移転で負担が残る契約は総額で比較します。
よくある質問
POSレジがあればカード決済も使えますか?
POSは注文や売上を管理する仕組みで、カード等を受ける加盟店契約とは別です。連携可能と書かれていても、決済会社の審査、対応機器、設定が必要です。POS連携の確認手順で具体的な操作を整理できます。
最安の手数料が適用されれば、それで決めてよいですか?
対象売上が少なければ、料率差より固定費や振込費の影響が大きくなります。会計が二重入力になる場合は、その作業も比較してください。条件が同じ2案を作り、1年目・2年目それぞれで総額を出すと判断しやすくなります。
端末が届けば、開店日に全ブランドを使えますか?
ブランドごとに審査や有効化が分かれる場合があります。端末の配送予定日だけでなく、必須ブランドの利用開始日を確認します。未開通の支払い方法を店頭表示しないことも必要です。
見積もりは、同じ条件で2案に絞る
候補を増やしすぎず、使うPOS、月間の決済別売上、端末台数、紙控え、客席会計の有無をそろえた2案を作りましょう。「端末0円」だけでなく、翌年の月額・入金・解約まで比べたうえで、申込みに進みます。
初期費用と固定費を分けるには、開業費用シミュレーターも利用できます。
出典・調査方法
2026年10月14日に提供会社の料金・機能案内を確認しました。比較は編集部による公開情報の整理と運用上の判断であり、実機を使った性能試験や導入効果の保証ではありません。期間限定特典を通常料金と混ぜず、最終条件は申込先の見積書・規約で確認してください。

