執筆・編集:開業の献立編集部 公開日: 最終更新: 編集・広告ポリシー

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飲食店の会計設備と導入準備のイメージ

POSレジと決済端末は、同時に検討するのがおすすめです。ただし同じ会社でそろえることが目的ではありません。注文→会計→決済→取消→締めまで、どの操作が連動し、どこが手作業になるかを先に決めることが重要です。

「連携できる」には3つの範囲がある

連携の範囲減らせる作業それでも残る確認
金額を送るPOSの会計額を端末へ転記する作業。決済失敗・取消時にPOSがどう戻るか。
決済結果を戻す成功した会計の支払区分・売上の記録。処理途中の通信断、返金、部分取消が同じように戻るか。
売上・会計データをまとめる支払方法別集計や会計ソフトへの入力。入金・手数料・返金の照合。銀行入金額と売上は一致しない。

この3段階は比較用の整理です。各社の製品名称ではありません。資料の「POS連携」を見ただけで、取消・返金や会計仕訳まで全自動だと判断しないでください。

先会計と後会計で、必要な構成は変わる

カフェ・テイクアウト:注文と会計を1か所に集める

注文を入力したスタッフがそのまま決済するなら、金額連携で転記を減らしやすくなります。調理中に会計も担当する店は、決済完了の表示が見やすい位置、商品受渡し待ちの注文を区別できる方法まで設計します。

レストラン・居酒屋:伝票と席を取り違えない

追加注文、席移動、会計保留、個別会計がある店は、支払い前にどの伝票を確定するか決めます。携帯端末を客席へ持っていけても、注文伝票まで端末に表示できるとは限りません。別の席の金額を送らないため、卓番号と会計額の確認手順が必要です。

店内飲食とテイクアウト併設:税区分と受渡しを分ける

同じ商品でも提供方法によって税区分が変わる場合があります。税率の設定・変更権限と、注文を変更したときの再会計を確認します。販売形態の税務判断は国税庁の軽減税率案内で確認し、POSの設定だけに判断を任せないでください。

代表的な構成を、作業の流れから比較する

構成例選ぶ理由デモで確認する動作
Squareの基本POS+決済
飲食店でSquare レジスターを使いカード決済を受け付ける様子
Square レジスターでの会計。端末は別途選択・購入。画像提供:Square
POSと決済を同系統で準備する。商品登録から決済、取消、日次確認まで。必要な飲食向け機能が基本・追加のどちらか。
Airレジ+Airペイ
AirペイのカードリーダーとiPadでの決済例。
AirペイのカードリーダーとiPadでの決済例。 画像出典:公式サイト
対応iPad等を活用し、会計額を連携する。既存端末・プリンターの対応、Bluetooth接続、決済失敗後の戻り方。
スマレジ+PAYGATE
PAYGATEの公式サービス紹介
広告・公式配布素材
既存スマレジの会計を一体型端末につなぐ。金額連携と、端末上での商品販売アプリの違い。取消・返金・通信切断時の売上。

上記以外の組合せもあり、同一メーカーでなくても対応する場合があります。比較するのはメーカーの組合せより、自店の機種・契約プラン・アプリのバージョンで実行できる操作です。

導入前デモで試す8つの会計

シナリオ期待する結果
税込1,100円の通常会計POSと端末が同額、同じ支払方法で記録される。
決済前に注文を1品追加古い金額が残らず、新しい会計額で決済できる。
お客様がカードを変更失敗した取引が売上に残らず、別カードでやり直せる。
会計の一部を現金、残りをカード残額と支払区分が分かれ、売上が二重にならない。
決済完了後に全額取消端末・POSの両方で売上と取消が追える。
一部商品だけを返金対応可否、管理者権限、返金先・反映時期が分かる。
承認の途中で通信切断履歴を確認して、再請求の前に成功・失敗を特定できる。
日付をまたぐ営業の締めPOSの営業日と決済会社の暦日の違いを区別して集計できる。

返金可否や受付期限は決済会社・ブランドで異なります。デモでできない機能がある場合は、手作業の補正方法と担当者を事前に決めます。検証は事業者の認める手順で行い、架空注文や成果目的の自己申込みは行いません。

日次締めと入金照合を分ける

後日の入金照合では、決済会社の明細から対象期間、返金、手数料、振込費等を確認します。入金額だけを売上とすると手数料控除分や入金前売上を見落とすため、会計ソフトへの取込単位は税理士等にも確認しましょう。

責任の分担を、契約前に決めておく

POSは動くが決済だけ止まったとき、端末故障と通信不調を誰が切り分けるかを決めます。窓口を一本化できる契約でも、現地訪問・代替機・夜間対応がすべて含まれるとは限りません。

  • POS・決済・通信の各窓口と、連絡できる時間を共有する。
  • 店長だけでなく、営業中に取消・設定変更できる担当者を決める。
  • 端末交換時に必要なログイン・再設定と、古い端末の取扱いを確認する。
  • 移転・店舗追加・事業者名変更を、レジの設定変更だけで済ませない。

出典・調査方法

2026年10月14日に提供会社の料金・機能案内を確認しました。比較は編集部による公開情報の整理と運用上の判断であり、実機を使った性能試験や導入効果の保証ではありません。期間限定特典を通常料金と混ぜず、最終条件は申込先の見積書・規約で確認してください。