当ページには広告リンクを含む場合があります。料金・契約・制度は、本文に示した適用条件と出典を確認してください。

Uber Eatsへの出店判断は、売上の増減ではなく「1注文で店に残る金額」で考えてください。マーケットプレイスへの出店と、自社サイト注文の配送に使うUber Directは別の仕組みで、配達方式(Uberの配達パートナー/セルフ配達/お持ち帰り)によって店舗側の運用負担と手数料の条件が変わります。具体的な手数料率はプラン・契約・地域によって異なるため、申込み時に公式の契約条件で確認してください。
出店判断は「売上」ではなく「1注文で残る金額」で見る
客席を増やさずに販売機会を広げられる一方、手数料・容器代・追加の調理作業が発生します。ピーク時に店内客を待たせず、採算が合うメニューを出せるかを先に確認してください。
Uber Eats
Uber Eatsは、アプリでお店を探す利用者から配達・持ち帰り注文を受ける販売チャネルです。公式の出店者向け案内では、マーケットプレイスへの出店(Uber Eatsアプリ上での注文受付)と、自社サイト・自社アプリの注文を配送だけ依頼する「Uber Direct」が別の利用形態として案内されています。すでにテイクアウト注文の仕組みを自社で持っている店舗がUber Direct側だけを検討するケースと、新規に集客チャネルを増やしたい店舗がマーケットプレイス出店を検討するケースでは、必要な契約・準備が異なります。
配達方式は、Uberの配達パートナーが配達する方式、店舗が自前のスタッフで配達するセルフ配達、店内受け渡しのみのお持ち帰りの大きく3種類があり、それぞれ店舗側の負担(配達人員の確保が必要か、保険や車両の扱いをどうするか)が異なります。手数料の具体的な比率は契約プラン・地域・キャンペーン条件によって変わるため、全国一律の数字として本記事では示しません。契約前には、初期費用・端末・プロモーション負担の有無も含めて書面で確認してください。
配達方式ごとに店舗側の負担が変わる
手数料の比較だけでなく、配達方式ごとに店舗がすべき準備が異なる点を先に整理してください。
| 配達方式 | 店舗が主に準備すること | 確認したい点 |
|---|---|---|
| Uberの配達パートナー | 調理・梱包・受け渡しのみ | 配達員を自店で手配する方式ではない点、受け渡し場所の運用 |
| セルフ配達 | 自店の配達スタッフ・配送体制の確保 | 配達人件費・保険・車両の扱いを含めた採算 |
| お持ち帰り(店内受け渡し) | 受取時間の調整、受け渡し場所、持ち帰り用の容器 | 店内客の受け渡しスペースとの干渉 |
いずれの方式でも、注文端末の通知を見る担当者と、調理の優先順位をどう決めるかを事前に店内で決めておく必要があります。POSとの連携状況はPOSベンダーとUber Eats双方の対応状況に左右されるため、自店が使うPOSの対応範囲を個別に確認してください。複数店舗で導入する場合はPOSレジと売上管理の選び方も合わせて確認すると、デリバリー注文と店内注文の集計方法を整理しやすくなります。
1注文あたりの採算を仮定で試算する
以下は採算の計算方法を示すための仮定の数値で、Uber Eatsの公式な手数料率ではありません。商品売上1,500円、仮に手数料率を35%と置いて計算すると手数料525円、食材原価450円、容器代80円とした場合、差し引きは445円です。これは編集部が設定した仮定であり、店の利益を示すものではありません。実際の手数料率、配達方式ごとの違い、キャンペーンによる負担の有無は、申込み時の契約条件で必ず確認してください。この計算からさらに、追加の調理人件費、値引き負担、容器のサイズ変更による費用増などを見込む必要があります。
「店内価格と同額にする」ことを先に決めず、売れ筋3品ほどで同じ手順の試算をしてください。売上額だけを見ると、忙しくなったのに手元に残る金額が増えていない、という状態を見落とします。
向いている店舗・先に改善したい店舗
| 導入を検討しやすい条件 | 先に改善したい条件 |
|---|---|
| 店内客が少ない時間帯に厨房の余力がある | 店内注文だけでピーク時の提供が遅れている |
| 移動後も味・温度・盛り付けが安定するメニューがある | 麺の伸び、汁漏れ、蒸れなどへの対策がまだない |
| 注文端末を見る担当と受け渡し場所を決められる | 受注通知の確認を特定のスタッフだけに任せている |
| 手数料や容器代を含む採算を商品ごとに見られる | 店内・配達の売上と費用をまとめてしか把握していない |
申込みから販売開始までの準備ステップ
- 店舗所在地と営業条件を確認する:サービス対象地域、必要な営業許可の書類、入金先、申込情報を確認します。
- メニューと提供時間を絞る:価格・写真・品切れ時の扱いを整え、配達に適した容器を試します。
- 端末と店内の担当を決める:通知を見落とさない置き場所、調理順、受け渡し場所を用意します。POS連携は機器・サービスごとに個別確認が必要です。
- 受注を小さく始める:開始日や設定期間を確認し、厨房の余力がある時間帯から受注して、提供時間と採算を見直します。
登録してすぐ販売開始できるとは限りません。書類確認・設定・端末準備を含む開始スケジュールは、申込み先の担当者に確認してください。営業時間やメニュー変更の管理方法も、開業前に担当者へ共有しておくと運用がスムーズです。既にPOS導入を検討している場合はスマレジの導入記事やUMaTレジの導入記事でデリバリー注文との連携範囲も確認してください。
導入後に毎週確認したい数字
- 売上、注文数、平均注文額
- 手数料・容器代・値引き負担を引いた金額
- 品切れ、キャンセル、返金の理由
- 厨房の提供時間と、店内客への影響
最初は商品数や営業時間を増やしすぎず、店内営業を守れる範囲で調整します。配送後の品質は、容器と持ち帰り試食で実際に確かめてください。導入判断に迷う場合は、まず売れ筋3品に限定した小規模な試験導入から始め、1注文あたりの採算と提供時間への影響を1〜2週間記録してから、商品数や受注時間帯を広げるかどうかを決めてください。
出典・確認日
2026年10月14日時点の確認です。マーケットプレイス出店とUber Directが別の利用形態であること、配達方式ごとに店舗側の準備が異なることは公式の出店者向け案内に基づきます。具体的な手数料率・プラン・地域条件・初期費用の金額は本記事では確定値として記載していないため、契約前に申込み窓口で最新の条件を確認してください。