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ナイセンクラウドは飲食店に合う?料金・電話番号・内線を解説に関する準備のイメージ

ナイセンクラウドは、店の電話番号をスマートフォン・PC・IP電話機など複数端末で共有できるクラウドPBXで、初期費用は一律10,000円、月額はライト(1内線)2,000円・ペア(2内線)5,000円・プロ(5内線〜)10,000円の3段階です(表示価格はすべて税抜)。ここに電話番号の取得・維持費と通話料が別途かかるため、導入前には「何台の端末で」「どの番号で」着信させたいかを決めたうえで、月額の内訳を具体的に試算しておく必要があります。

ナイセンクラウドはどんな仕組みか

ナイセンクラウドは「内線クラウド」という名称のとおり、社内の内線をクラウド上で扱うサービスです。店の電話番号に着信があると、登録済みの端末(IP電話機・スマートフォン・PC)が一斉に鳴る1対多の方式で、担当者がいずれかの端末で応答できます。同時に受けられる外線の件数はチャンネル契約で別に確認します。内線同士の通話は拠点間でも無料ですが、外線の発着信には別途通話料がかかり、取次ぎを行っても通話料は発信者側の負担のみになります。転送サービスとは異なり、着信時の通話料は常に発信者側が負担する仕組みです。

対応端末はIP電話機(LANケーブル接続、電話線は不要)、スマートフォン、PC(Windows/Mac)です。スマートフォンで使う場合は有償アプリ「Groundwire」のインストールが必要で、ダウンロード時に1台あたりiOSは1,500円、Androidは980円が1回だけ課金されます。PCで使う場合はアプリ「Zoiper5」を使用し、商用利用では1台あたり59.95ユーロのライセンス購入が必要です。

ナイセンクラウド

ナイセンクラウドの公式サービス紹介
広告・公式配布素材

初期費用は一律10,000円(税抜)で、月額は内線端末の数に応じて3プランに分かれます。プラン変更や内線数の増減は月の途中でも可能で、再度の初期費用はかかりません。

プラン内線端末台数月額(税抜)電話サポート
1人用ライト1内線2,000円なし
小規模ペア2内線5,000円なし
中規模以上プロ5内線〜10,000円あり

プロプランで6内線以上を使う場合は1内線あたり1,000円(税抜)が加算されますが、30内線以上は950円、100内線以上は900円、200内線以上は800円に割引される料金体系です。電話番号は050・03・0120・0800などから選択でき、1契約の中で複数番号を取得・管理できます。番号取得の初期費用・月額は番号の種類ごとに異なり、たとえば050番号は初期500円・月300円(2番号目以降は月100円)、03番号で発信も03にする場合は初期3,000円・月1,600円(標準発信1チャンネル)です。通話録音・IVR・電話会議・APIなどのオプションは個別の初期費用・月額が設定されており、時間帯別の着信ルール設定、留守番電話メール、発着信のウェブ履歴は無料で利用できます。

飲食店にとって重要なのは、内線端末台数の区分が「1台・2台・5台以上」という3段階である点です。たとえばスタッフ3名がそれぞれのスマートフォンで着信を受けたい場合、2台までのペアプランでは足りず、5台まで使えるプロプランの契約が必要になります。使いたい端末数とプランの区分が一致するかどうかを、見積もり前に必ず確認してください。

内線・番号・通話料を組み合わせた月額を試算する

以下は仮定にもとづく試算です。実際の費用は選ぶ回線・番号の種類・通話量によって変わります。前提として、居酒屋のスタッフ3名が、店の03番号(発信も03で行う設定)をそれぞれのスマートフォンで共有する場合を考えます。端末が3台のため、内線プランは中規模以上プロ(5内線まで)を選ぶ必要があります。

  • 初期費用:プラン10,000円(税抜)+03番号(発信も03)3,000円(税抜)=13,000円(税抜)
  • 月額:プラン10,000円(税抜)+03番号1,600円(税抜)=11,600円(税抜)/月
  • スマホアプリの初回課金:iOS端末3台の場合、1,500円×3=4,500円(ダウンロード時の1回限り)
  • 通話料:使用量に応じた実費(固定電話宛は8円/3分など、通話先・利用回線によって異なる)

ここに全通話の自動録音(100時間)を追加すると、初期費用に2,000円、月額に2,000円が加わり、合計月額は13,600円(税抜)になります。モニタリングやIVRなど他のオプションも、それぞれ初期費用・月額が別立てで加算される点を忘れずに見積もりに含めてください。

飲食店の電話運用シナリオを整理する

ランチ営業中、仕込み中、閉店後のそれぞれの時間帯で、誰が何台の端末で電話を受けるかを書き出しておくと、時間帯別の着信ルール設定(無料)を具体的に組み立てやすくなります。たとえば仕込み中は厨房のIP電話機のみ着信させ、ホールスタッフの外出中はスマートフォンにも着信させる、閉店後は留守番電話メール(無料)に切り替える、といった運用です。予約電話・仕入れ先からの連絡・スタッフ間の内線連絡が重なりやすい時間帯は、内線端末の台数と同時着信の範囲を分けて設計しておくと、電話対応の抜け漏れを防ぎやすくなります。

導入時に確認すべき注意点

  • ナイセンクラウドは原則として利用者側での設置・設定を前提としたサービスで、出張作業を依頼する場合は25,000円(税抜)/2時間〜が別途必要です。
  • 緊急通報や停電・通信障害時の発着信の可否は、選ぶ電話回線(IP電話・KDDI・NTT・NURO)によって条件が異なるため、契約前に確認してください。
  • 通話を録音する場合は、利用目的と保存期間の社内ルールをあらかじめ決めておきます。
  • 契約後に電話番号を追加・削除する場合、変更1回(最大5電話番号の増減)ごとに事務手数料2,000円(税抜)がかかります。
  • 契約は1か月単位で、解約違約金等は発生しない旨が公式サイトに明記されています。
  • 既存の電話番号をそのまま引き継ぐ場合、NTT回線などでは接続機材のレンタル費用(2〜24チャンネルで月1,000円/拠点など)が別途必要になることがあります。

他のクラウド電話サービスとの比較観点

クラウドPBXは内線端末の数え方や通話料金の体系、対応する電話回線の種類がサービスごとに異なります。個別の料金・機能の比較は03plusの記事とクラウドPBX比較記事で確認してください。インターネット回線が前提のサービスのため、店舗のネット環境の安定性は店舗Wi-Fi・回線の比較記事もあわせて確認しておくと、導入後の通話品質トラブルを防ぎやすくなります。

内線台数と、同時に外線通話できる数は別に確認する

3人のスマホを鳴らせる構成でも、3件の予約電話を同時に受けられるとは限りません。内線は登録する端末、外線チャンネルは同時に通話する回線の枠です。予約ピークに2件の着信と1件の折り返しを重ねるなら、その同時通話数を満たす番号・回線・オプションかを確認します。一斉着信も、全員が同じ相手と同時に会話する意味ではありません。

番号の引継ぎは、現在の回線を先に解約せず、番号の種類、取得元、移行可否と工事日を調整します。移行当日は着信、発信番号表示、営業時間外、保留・取次ぎ、回線混雑時を別々に試してください。自店のスマホではつながっても、外部からの着信や非通知の扱いが想定通りとは限らないため、検収項目を分けて残します。

出典・確認日

2026年10月14日時点の公式サイト記載内容をもとに作成しています。他社回線(KDDI・NTT・NURO)利用時の詳細な料金体系や、個別契約における接続可否などは本稿では概要のみを扱っているため、契約前に公式サイトまたは問い合わせ窓口で最新条件を確認してください。