当ページには広告リンクを掲載する場合があります。許認可・料金・契約条件は地域やサービスによって異なるため、最終判断は必ず管轄窓口・提供会社に確認してください。
この記事の結論
「10坪ならいくら」と広さだけでは開業費用は決まりません。排気・給排水・電気容量の追加工事と、開店後の運転資金が総額を大きく左右します。
総額は「開店まで」と「開店後」に分ける
必要資金=開業時の一時支出+運転資金+予備費
予算を作るときは、各見積書に「税込」「税抜」を明記し、支払日も入れます。工事の追加費用と開業延期に備え、予備費は別枠で残します。
運転資金を計算する順序
まず家賃、給与、水道光熱費、通信費、保険、借入返済など、売上が少なくても出ていく金額を月ごとに集計します。
次に売上入金と仕入れ支払いの日付を置き、月末の現預金がマイナスになる前に必要な金額を算出します。
まずは5つの箱に分ける
| 費用区分 | 主な内容 | 見落としやすいもの |
|---|---|---|
| 物件取得 | 保証金・敷金、礼金、仲介手数料、前家賃、造作譲渡料 | 保証会社、火災保険、更新料、契約に伴う専門家費用 |
| 設計・内装 | 設計、解体、仕上げ、家具、看板 | 夜間工事、廃材、追加補修、原状回復 |
| 設備工事 | 給排水、電気、ガス、空調、換気、消防 | 幹線・ガスメーター増強、屋上ダクト、防火区画 |
| 機器・備品 | 厨房機器、食器、家具、POS、決済、PC | 配送・設置、保守、周辺機器、消耗品 |
| 開業前・運転資金 | 許認可、採用、研修、広告、仕入れ、開店後の固定費 | オープン遅延中の家賃・人件費、納税、借入返済 |
規模別は「金額」より「構成」で考える
| 店舗例 | 費用を抑えやすい条件 | 費用が増えやすい条件 |
|---|---|---|
| 10坪以下・1人運営 | カウンター中心、少ない調理工程、居抜き設備が利用可 | 排気・給排水の全面更新、大型厨房機器、デザイン内装 |
| 10〜20坪・小規模店 | 席数とメニューを絞る、機器の中古・リースを比較 | トイレ増設、空調・ダクト、席ごとの造作、複数フロア |
| 20坪以上・標準店 | 導線と機器能力を先に確定、分離発注の管理体制がある | 席数増に伴う消防・空調・厨房能力、ハンディ・プリンター台数 |
運転資金の計算
月ごとに「月初現預金+入金-支払い=月末現預金」を作ります。売上は標準・慎重・悲観の3パターンを置き、決済会社の入金日、仕入れの支払いサイト、給与・社会保険、税金を含めます。必要月数に全国一律の正解はないため、家賃や家族の生活費も含めた自店の資金繰りで決めます。
相見積もりで揃える条件
- 税込・税抜、諸経費、運搬費を統一する
- 仕様・型番・数量・保証・保守を同じにする
- 見積もりに含まれない工事と、追加単価を確認する
- 支払い時期と融資実行日を資金繰りに入れる
- 開店後の修理、保守、月額料金まで比較する
公式情報・確認日
以下は2026年8月12日に確認しました。料金、申請条件、届出期限、対象範囲は変更されるため、契約・申請直前に公式サイトと管轄窓口で再確認してください。